皆さんこんにちは、たびブロガーのmiyaです。
本日は、神奈川県鎌倉市にある「明月院(めいげついん)」について紹介させていただきます。
明月院ブルーとして有名なあじさい寺です。
見頃の6月には多くの観光客でにぎわい、開門前から行列ができるほど人気です。
あじさい以外にも本堂にある丸窓、庭園、やぐら、竹の小径、茶所である月笑軒など見どころがたくさんあります。
基本情報
住所 | 神奈川県鎌倉市山ノ内189 |
営業時間 | 8:30~16:30(17:00完全退出) ※6月あじさい時期 |
料金 | 高校生以上:500円 小中学生:300円 |
駐車場 | なし |
公式 HP | https://trip-kamakura.com/place/230.html |
明月院のあじさいは、95%が日本古来の姫あじさいです。
花が優美であることから名付けられ、小ぶりで可憐です。
淡い青から日ごとに青さを増し、最後には悠久の空の青、海の青さに染まり大地に還ります。
梅雨時の美しい優雅な色は、平安人が心を寄せた色で雨の日に映えます。
アクセス
電車
JR横須賀線、JR湘南新宿ライン「北鎌倉駅」から徒歩約10分
北鎌倉駅周辺には多くの寺があります。
明月院
土曜日の9:30頃の訪問です。
入口にあじさいがたくさん咲いていました。
まだ中に入っていませんが、この段階でもう満足してしまうほどです。
入口であじさいの写真を撮る人が多く、道がつまっていました。
係員さんによると入口にあるあじさいは序章の序章ということだったので、入った後の期待が高まります!
受付は3箇所ありましたが、どこも人が多く混雑していました。
分かれ道が多いです。
受付後、左の方にトイレがあります。
月笑軒
茶所を発見しました。
「撮影目的の入店はご遠慮ください」とのことです。
確かに落ち着く雰囲気の空間なので、撮影したくなるのもうなずけます。
営業時間は9:30~15:45で、全席禁煙です。
ちょうど開店してすぐだったので、席に余裕がありました。
ラッキーと思い、いきなりですが一休みしました!
メニュー
月笑軒入口の門のところにあります。
メニューを見てから入店するか決められるので良いですね!
今回は、抹茶と和菓子(700円)を注文しました。
本格的な抹茶が来ました。
少し泡立っており、程よい苦みがあります。
器の底の抹茶は、濃い緑色をしていました。
子供の頃、抹茶は美味しいと思いませんでした。
しかし、年をとることで美味しくいただけるようになったので、なんだか嬉しいです。
和菓子は、島根県出雲の「出雲三昧」というものでした。
落雁、羊羹、求肥が3層となっており、食感の違いをお楽しみいただけます。
3つの味が口の中で合わさり、食べたことのない味がしましたが、甘くて美味しくいただけました!
店員さんが和菓子の説明をしてくださるので、食べる前にどのようなものか想像することができます。
近くには、このような置物がありました。
不思議な生き物だったので記念に一枚!
あじさいの様子
茶所でゆっくりしたので、お次はあじさいを見ていきます。
どの通路を通ってもたくさんのあじさいを見ることができます。
通路が狭い箇所もあるので、前の方が立ち止まって写真を撮っていると進めません。
朝の時間帯でも人口密度が非常に高いです。
混雑を避けたいのであれば、平日に訪問することをおすすめします。
さらに開門直後ではなく、開門1~2時間後あたりが良いのではないかと思います。
世間では明月院ブルーと言われているので、青いあじさいが多いです。
子供の頃は、花に全く興味がなかったのですが、最近になってようやく花の美しさに気付き始めました。
大人になるにつれて考えは変わるものなのですね。
あじさいって小さい花びらがいくつも合わさって、もさっとした集合体を形成しているんだと初めて知りました。
いたるところにあじさいが見られます。
いや~美しいですね!
鎌倉にある他の寺でもあじさいを見ることができますが、明月院が他を圧倒しています。
青いあじさいだらけかと思いましたが、他の色も見られます。
白系や紫系のあじさいもあります。
紫といっても花びらのフチだけ紫色をしており、不思議です。
こちらは、花びら全体が紫色をしていました。
丸い形をしたあじさいだけだと思いきや、欠けているあじさいもあります。
ややミッキーマウス感があるものも!
青いあじさいといっても濃いめと薄めがありますね。
写真でよく見る石の参道に来ました!
両サイドあじさいで埋め尽くされています。
人が写らないように写真を撮ることは非常に難しいです。
これが限界でした。
ちなみにシーズンオフに訪問した際の写真です。
雰囲気が全く違います。
おしゃれな器に金魚の置物とあじさいが入っているものが突然床にあらわれました。
しみじみとします。
明月院の写真でよく見るお地蔵様がおりました!
青いあじさい、青いネックレス、青い耳飾りなど青で統一されています。
すごい綺麗なハート形あじさいを見つけました!
幸運が舞い下りてきそうです。
こちらは、これから花が咲くあじさいでしょうか?
このようなあじさいが少しだけ見られました。
やぐら
高い岩の壁があります。
その壁の下の方に穴が開いており、仏像があります。
ここがやぐらです。
やぐらとは?
中世鎌倉時代特有の洞窟墳墓です。
このやぐらは間口7m、奥行き6m、高さ3mで、壁面に彫刻がなされており、大変珍しく貴重です。
瓶の井(かめのい)
岩盤を垂直に掘り貫いて造ったとみられ、その内部には水瓶のようにふくらみがあります。
鎌倉十井の一つであり、現在使用できる数少ない井戸として、貴重な存在です。
鎌倉十井とは?
江戸時代に水質があまり良くなかった鎌倉の地において、数多くある井戸の中でも特に良質の水が湧いたと伝えられる十の井戸です。
竹の小径
あじさいだけではなく竹の小径もあります。
立派な竹を見学できます。
うまいことが書いてありました。
そびえたつ岩の壁も圧巻です。
本堂(丸窓の部屋)
本堂の前には、白い砂が敷かれたスペースがありました。
庭園で見られそうな景色だと思ったら、実際に庭園でした。
枯山水庭園というようです。
本堂には、丸窓の写真を撮るための行列ができています。
20~30mくらいの行列ができているのではないでしょうか?
係員さんによると、この日は開門直後の早い時間帯の方がもっと行列ができていたようです。
写真を1枚撮って終わりというわけではなく、何枚も撮っている方もいました。
そのため、列の進みが遅かったように思います。
30分以上待つのでは?と思ったので、今回写真は諦めました。
しかし、以前オフシーズンに訪問した時に行列なしですんなり写真が撮れたので、載せておきます。
丸窓から奥の庭の様子がうかがえます。
こちらの丸窓は「悟りの窓」とも呼ばれています。
落ち着く景色ですので、行列に並んででも写真を撮る人の気持ちも分かります。
行列の最後尾付近には、うさぎ小屋がありました。
置物のうさぎしかいないと思いましたが、本物のうさぎがいるようです。
しかし今回は、猛暑のためゲージ内にはおらず、見ることができませんでした。
こちらにも、お地蔵様が並んでおりました。
本堂後庭園
本堂の奥は、庭園となっており有料で入場できます。
花菖蒲の時期(6月上旬)と紅葉の時期(12月上旬)に特別公開されます。
特別公開時期の入園料は500円です。
今回は、花菖蒲の時期が終わっておりましたが、特別公開中でした。
ユニセフの募金活動(300円)にご協力いただける方のみ入園可能でした。
入園する方が多く、こちらにも行列ができていました。
通常の入園料500円よりも安かったので得した気分です。
庭園内は、緑あふれる空間となっています。
かわいらしいカメの置物があります。
砂でできた山がありますね。
庭園って感じがします。
先ほどの行列ができていた丸窓を裏側から見ることができます。
丸窓を見ると向こう側の人と目が合います。
庭園の人が写ってしまうから、人が写らないシャッターチャンスを狙うことで撮影に時間がかかっているということもあるかもしれません。
だから、すぐに丸窓を見るのをやめました。
青地蔵
青地蔵はこう言います。
「空も海も青色だけど、透明な青色はどこにも存在しない」
あなたはどう思いますかと語りかけてくるパターンです。
難しい質問でしたね。
赤地蔵
体の中を流れる命の色は赤色、灼熱のマグマも赤色。
人の体は不思議な小宇宙というようなことが書かれています。
お地蔵様とうさぎがセットでいます。
左のうさぎは頭に眼鏡を乗せており、ファンキーですね。
小川が流れており、癒されます。
こちらは花菖蒲が見られるであろう場所です。
今は見頃ではないので、ほぼ草が生い茂った状態です。
この景色も好きです!
庭園の奥には、あじさいも見られます。
姫あじさいのさし木
毎年剪定した内から約300鉢さし木を行い、新旧の更新をします。
1年間植木鉢で育てた後、山中の畑におろし、さし木から4~5年目にようやく皆様にお見せすることができるそうです。
明月院の見学時間は、1時間30分ほどでした。
最後までご覧いただきありがとうございます。
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