皆さんこんにちは、たびブロガーのmiyaです。
本日は、千葉県銚子市にある「屏風ヶ浦(びょうぶがうら)」について紹介させていただきます。
地層をはっきりと観察でき、波によって削られて自然にできた崖なので、自然の力の凄さを実感できる場所となっています。
屏風ヶ浦は、長さ約10kmも続く崖ですが、その一部には遊歩道があります。
銚子マリーナ付近にある遊歩道を使うと、片道10分ほどで屏風ヶ浦の魅力がわかるのでおすすめです。
今回は、その様子を紹介します。
崖上は、様々なメディアで使われる有名なロケ地となっていますが、私有地ですので観光や撮影目的で許可なく立ち入ることは禁止です。
基本情報
住所 | 千葉県銚子市名洗町 |
営業時間 | 24時間 |
料金 | 無料 |
駐車場 | あり |
公式 HP | 銚子市観光協会HP |
長さ約10km、高さ20~60mの雄大な崖で、隆起してできた「下総台地」が海の波により削られてできました。
銚子市犬若から緩やかに湾曲しつつ、旭市刑部岬まで続きます。
海食崖の断崖に打ち寄せる激しい波とせめぎ合う海浜が生み出す自然の景観をぜひご覧ください!
地層の代表として教科書にも掲載されているほどで、平成28年(2016年)には、国指定名勝及び天然記念物に指定されました。
イギリスとフランスを隔てるドーバー海峡にあるホワイト・クリフに似ていることから「東洋のドーバー」といわれています。
ロケ地としても有名!
屏風ヶ浦の崖の上は、CM、MV、ドラマそして映画などの撮影として使用される有名な場所です。
例として、歌手の米津玄師さんの「カムパネルラ」のPVを撮影した場所でもあります。
崖上は私有地となっており、許可なく立ち入ることは禁止です。
撮影で利用したい場合、「銚子市役所 観光商工課」に許可申請をする必要があります。
アクセス
屏風ヶ浦遊歩道入口までの看板が所々にあります。
銚子マリーナを目指せば良いです。
電車
銚子電鉄「外川駅」から徒歩約30分
レンタサイクル
JR「銚子駅」から約20分
車
東関東自動車道「佐原香取IC」から約60分
駐車場
銚子マリーナ海水浴場駐車場が無料で利用できます。
遊歩道入口へ行くには、駐車場にある看板の矢印に従ってください。
案内図
遊歩道には、観察ポイントが設けられています。
観察ポイントには、写真付きの解説板があります。
屏風ヶ浦遊歩道
では、進んで行きます!
右側に写っている崖が屏風ヶ浦です。
銚子マリーナ海水浴場は、たくさんの人でにぎわっています。
波音が心地よいです。
柵があるので崖に触れることはできませんが、かなり近くで見学できます。
はっきりと層になっており、とても美しいです!
波によって削られてできた穴を波食窪(はしょくくぼ)といいます。
かつては、年間50~100cmも波浪の影響で削られていました。
常に侵食が続く崖は、堆積している土砂の色を鮮明にし、色彩的なコントラストを生み出します。
そのため、地元の人は「赤はげ」と呼んでいました。
1960年代には消波ブロックが設置され、崖の削られるスピードが一桁小さくなったといわれています。
これにより、土砂が沿岸流によって運ばれなくなったため、植物が育つ緑の崖に変わりつつあります。
海と崖の素晴らしい景色を眺められる素敵な遊歩道です!
よく見ると地層の色が高さによって違います。
白くくぼんだ地層は火山灰層で、屏風ヶ浦では多く見られます。
この火山灰層から地層ができた年代を知ることができるようです。
また、最上部に見えるひび割れた地層は「関東ローム層」といい、箱根や富士山などから飛来した火山灰やちりが陸上でたまってできました。
箱根や富士山から銚子まではかなりの距離があるので、ここまで飛んでくるなんて驚きです!
観察ポイントにはこのような写真付きの解説板があるため、わかりやすいです。
QRコードを読み取れば詳しい解説も見ることができます。
見る場所によって崖の様子が違い、自然の力の雄大さに圧倒されます。
崖の下には排水溝みたいなのがありますね。
これはさすがに人工的につくられましたね。
地層が断層でずれている場所もあります。
この遊歩道で観察できる断層は、地層が重みでずり落ち、亀裂が入ったものだと考えられております。
自然の力の凄さがわかります!
下に空いている穴は波食窪ですが、上の穴は人工的に掘られた穴です。
なぜ掘られたのかは謎です。
遊歩道はここまでです。
入口から約10分でした。
地面がコンクリート?に変わり、柵がなくなります。
さて、引き返しますか!
屏風ヶ浦は、眺望する場所、季節や時刻等によって様々な景観を見せてくれます。
圧倒的な自然の雄大さや力強さを感じることができ、何度訪れても新しい景観に出会えます。
最後までご覧いただきありがとうございます。
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