皆さんこんにちは、たびブロガーのmiyaです。
本日は、東京都世田谷区にある「等々力渓谷(とどろきけいこく)」について紹介させていただきます。
渓谷内にはケヤキ、シラカシ、コナラ、ヤマザクラなどの樹木が茂っています。
川のせせらぎ音や野鳥の声が聞こえ、渓谷のいたるところから水が湧き出ており、都会とは思えない自然に触れることができます。
おしゃれな甘味処やイタリアン店、そして庭園などもあり、散歩やデートにおすすめです。
季節によっては蚊が多く、夏でもひんやりとしているので肌を露出させない服装がおすすめです。
楽しみ方がたくさんあり、ゆったりとした時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
基本情報
住所 | 東京都世田谷区等々力1丁目22−26 |
営業時間 | 24時間 |
料金 | 無料 |
駐車場 | なし |
HP | なし |
武蔵野台地の南側を谷沢川が浸食してできた、延長約1kmの東京23区内唯一の渓谷です。
谷沢川には、平成6年(1994年)より仙川浄化施設からの導水が始まり、水質の改善が行われました。
ゴルフ橋から下流に行くにしたがって水質が改善されていることから、谷沢川に流れ込む湧水が水質や水量の維持に大きく寄与していることがうかがえます。
等々力渓谷には約30箇所以上の湧水が発生しており、平成15年(2003年)に「東京の名湧水57選」に選定されています。
等々力の地名は、渓谷内にある「不動の滝」の音が響き渡り「轟いた」ところからついた、との言い伝えがあります。
散策時の服装
長袖、長ズボンを着用し、肌を露出させない方が良いかと思われます。
夏に訪問したということもあり、蚊が多い印象を受けました。
特に、等々力渓谷3号横穴付近に多かったです。
大自然に囲まれており、湿地もあるのでしょうがないとも言えますが・・・
また、渓谷内は渓谷外に比べて気温が低く、少し肌寒く感じるかもしれません。
足場が悪い場所や歩きにくい箇所はなかったように思いますが、渓谷は約1km続くので、歩きやすい靴を履いていくことをおすすめします。
アクセス(等々力駅からの行き方)
電車
東急大井町線「等々力駅」から徒歩約3分
駅に道案内が掲示されていました。
すぐ近くなので、わかりやすいです。
改札を出て左側(南口)に進みます。
所々に案内があります。
成城石井を右手に見ながら進み、建物の角を右折します。
右折したらすぐに緑あふれる景色に変わります。
右側の階段が等々力渓谷入口です。
到着するまでは、都内(しかも23区)に渓谷があるなんて思ってもいなかったのですが、ホントにありましたね。
案内図
ゴルフ橋から矢川橋まで約1km続く渓谷には、見どころがたくさんあります。
今回は等々力駅からアクセスしたので、地図の現在地から渓谷内に入りましたが、他にも出入り口があるようです。
等々力渓谷
こちらが入口です。
こんなかわいらしい看板もあります。
入口と渓谷内には、温度計が設置されているようです。
環境学習を目的として、渓谷外と渓谷内の気温の違いを知ることができます。
朝8:30の時点で渓谷外は29.4℃、渓谷内は26.3℃でした。
まさか約3℃も差があるとは!
夏の暑い時期は、等々力渓谷で涼めますね。
では、散策開始です!
立派な赤い橋であるゴルフ橋の下を通過します。
地上からは赤い橋だと認識できませんでした。
ゴルフ橋という名前は、昭和の初め頃、旧下野毛に東急電鉄が開発した約8ヘクタールの広大なゴルフ場があったことに由来しています。
現在のゴルフ橋は、昭和36年(1961年)に架けられたアーチ鋼橋で、それ以前は木橋でした。
こんな注意書きがありました。
明るいうちに散策しましょう!
また、等々力渓谷の水は、雨が降ると急に増える場合があります。
この付近だけでなく、上流域で雨が降っている場合は渓谷内に入らないようにしましょう。
駅から徒歩約3分だとは思えない景色です。
都内(東京23区)とは思えません!
対岸には地層が見られますね。
綺麗に層になっていることがわかります。
地層も美しいですが、水の色も綺麗ですね。
地層の詳しい解説も書かれていました。
通路は狭めなので、すれ違い注意です。
気のせいかもしれませんが、空気が美味しく感じられます!
朝の時間帯は混雑しておらず、涼しいのでおすすめです。
湧水がたまる場所には湿生植物が点在しています。
今度は反対側に渡るのですね。
水の音が心地よいです。
水がとても綺麗です!
川は浅いですが、「川に入って遊ぶのは危険です」といった注意書きがありました。
急に流れが速くなったり、水位が上がることがあるようです。
しばらく進むと「OTTO」というイタリアンのお店がありました。
パスタやピッツァが食べられます。
まさか渓谷内に看板があるとは。
こちらが最も川の水に近づける場所でしょうか?
増水時には、間違いなく渡れなくなりますね。
いい眺めです!
案内図の「広場」には、トイレがあります。
等々力渓谷3号横穴
渓谷東側崖面では、古墳時代末期から奈良時代にかけて構築された横穴墓が6基以上発見されています。
本横穴群の被葬者たちは、いずれも副葬品が豊富なことから、後の武藏国荏原郡の等々力周辺を治めていた有力者であると推定されています。
中でも、昭和48年(1973年)に発見された3号横穴は、典型的な横穴墓の形態を留めていて、埋葬人骨や副埋葬品も良好であったことから保存処置が講じられました。
広場のトイレの近くに、3号横穴がありました。
入口は小さいですが、中を覗くことができます。
横穴内部は、徳利を半分に割ったような形をしています。
こちらが内部の様子です。
石が敷き詰められていますね。
改めて川を見ると、いい景色です。
稲荷大明神&不動の滝
稲荷大明神が見えてきました。
お稲荷様が祀られているのでしょうか?
隣には不動の滝があります。
「等々力」の名の由来となった不動の滝です。
この滝の音が轟いたってことですね。
滝の線は細いですが、石に打ち付けられる水の音がしっかりと響き渡っています。
雪月花
不動の滝の近くには、「雪月花」という甘味処があります。
今回は、朝早い時間帯のため開店前だったので中に入れませんでしたが、メニューを見たところ美味しそうなものばかりでした。
等々力渓谷を散策した際に、ぜひ寄ってみてはいかがでしょうか。
メニュー
かき氷だけでなく、くずもちやあんみつなど一休みしたくなるメニューが用意されています。
開店していたら間違いなく寄ってましたね。
お店の裏手には、コイが泳いでいます。
雪月花の隣の階段を上っていくと、展望台に行けます。
展望台
着きました!
木が生い茂っていますね。
さて、展望はどうでしょうか?
ん・・・
木しか見えません。
この辺りは大自然ということですね。
等々力不動尊
展望台の隣にあります。
平安時代の末(1100年頃)に真言宗中興の祖、興教大師覚鑁上人が開かれた霊場です。
桜の名所にもなっています。
矢川橋付近まで行くと、住宅街に流れるごく普通の川に見えます。
では、渓谷内の日本庭園に向かいます。
案内図(現在地確認用)
日本庭園の入口は、正門とかぶき門の2箇所あります。
日本庭園
営業時間 | 3月~10月:9:00~17:00 11月~2月:9:00~16:30 |
料金 | 無料 |
昭和36年(1961年)に建築された書院建物とそれを取り巻く日本庭園が等々力渓谷にあります。
池、流れ、石畳の階段園路などのある庭は、昭和48年(1973年)に著名な造園家により作庭されたもので、当時の姿のままで保存されています。
庭園案内図
庭園自体は、すぐに見て回ることができます。
庭園の様子
かぶき門から入園しました。
自由に出入りできます。
立派な竹がたくさんありますね。
竹があるところでは、必ず上方向の写真を撮ってしまいます。
この角度好きなんですよね。
緑が多く、癒されます。
庭園といったらやはり灯籠ですね。
石段を上った先には、芝生広場が広がっています。
その前に、書院があったので寄ってみます。
自由に入れるのでしょうか?
室内の様子はこんな感じです。
「長時間の利用はご遠慮ください」とのことです。
室内では、お水やお茶が自由に飲めますね。
この日は暑かったので、冷たいお水をいただきました。
こういうサービスはありがたいです!
一休みしたところで、芝生広場に向かいました。
天気良すぎです!
こんな日はピクニックしたくなりますね。
トイレもあります。
今回の散策にかかった所要時間は、1時間20分ほどでした。
最後までご覧いただきありがとうございます。
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