皆さんこんにちは、たびブロガーのmiyaです。
本日は、埼玉県飯能市と東京都西多摩郡奥多摩町の境にある「棒ノ折山(棒ノ嶺)」について紹介させていただきます。
初心者でも登ることができますが、やや登山道がきついです。
難易度は高すぎず低すぎずといった感じでしょうか?
標準で往復5時間かかるルートなので午後からの入山は控えてください。
日没までに下山できずに遭難する事故が多発しています。
道迷い注意の看板が多く見られ、私も実際に道に迷って1時間30分近くさまよってしまいました。
明るい時間帯でも油断は禁物です。
写真の上に書かれている数字は撮影した時間ですので、登山所要時間の参考にしてください。
基本情報
住所 | 埼玉県飯能市下名栗/東京都西多摩郡奥多摩町 |
営業時間 | 24時間 |
料金 | 無料 |
駐車場 | あり |
公式 HP | なし |
棒ノ折山の標高は969mです。
紅葉の見頃
11月上旬~11月下旬です。
アクセス
車
首都圏中央連絡自動車道「青梅IC」から白谷沢登山口駐車場まで約35分
駐車場
白谷沢登山口駐車場
有間ダムの先にある白谷沢登山口のところにあります。
7,8台駐車可能です。
さわらびの湯第3駐車場
登山利用者の方でもご利用できます。
しかし、登山の前後どちらかにさわらびの湯を利用するというのが条件だそうです。
登山後に利用する方が多いのではないでしょうか。
第1駐車場と第2駐車場は、朝早い時間は立ち入りできないようになっています。
車乗荒らしによる盗難に注意です。
駐車場は広めで、コの字型になっています。
朝6:40の時点で、すでに何台か駐車されていますね。
登山後の11:30頃には満車でした。
さわらびの湯第3駐車場の隣は、ノーラ名栗専用駐車場になっているのでご注意を。
画像左の建物はトイレです。棒ノ折山の山頂や登山道にはトイレがなかったと思うので、寄っておくと安心です。
バス
「飯能駅」から乗車し、「ノーラ名栗・さわらびの湯」で下車後、白谷沢登山口まで徒歩約25分
乗車時間41分、運賃630円
まずは、バス停から有間ダムに向かいます。
有間ダムの看板に「棒ノ嶺」と書かれていますね。
6:50 ダムの上を渡っていきます。
突き当たりを右折し、道なりに進みます。
7:05 白谷沢登山口に到着しました!
登山届を出しておくと安心です。
今回の登山ルート(案内図あり)
さわらびの湯の第3駐車場から有間ダムを通過し、白谷沢登山口に到着。
その後は青矢印どおりに進み、棒ノ折山山頂から滝ノ平尾根登山口に下山しました。
↓
有間ダム
↓
白谷沢登山口
↓
棒ノ折山(棒ノ嶺)
↓
滝ノ平尾根登山口
↓
さわらびの湯第3駐車場
今回のルートの所要時間は4時間40分でした。(遭難時間1時間30分込み)
登山注意事項
遭難注意です。
低山でも油断は禁物!
登山おすすめアイテムの紹介がありました。
なるほど!と思えるものばかりでした。参考にしてみてください。
道迷い多発です。
私は何箇所か登山していますが、道に迷ったのは棒ノ折山が初めてでした。
実際に見ることはなかったですが、覚えておきましょう。
登山開始!
7:05
白谷沢登山口から棒ノ折山山頂までは3.3kmです。
距離だけ見ると近そうですが山道だと時間がかかります。
最初は道がわかりやすいですね。
近くに川が流れているのか水の音が心地よいです。
7:11 立派なご神木もありますね。
道迷い多発エリアと書かれており、ロープで行けないようになっています。
昔は通れたのでしょうか?
所々に案内があるのでありがたいです。
木の根に足を取られないように注意が必要です。
滑落事故にも注意です。
7:19 危険そうな岩場も渡ります。完全に崖ですね。
左に川が流れており、とてもリラックスできます。
7:23 滝もありました。
小さめですが、見ごたえあります。
滝をすぎると沢歩きになります。
ゴツゴツした岩が多くなるので歩きにくいです。
所々にピンクの目印があるので、正しいルートなのか確認できます。
自然にできた道を進みます。
岩が濡れている箇所があるので滑りやすいかもです。
やはり転倒多発エリアでした!
常に足元確認です。
7:31 ここ登るの!?「棒ノ嶺」と書かれた案内を二度見してしまいました。
すごいワクワクしますね!
ゆっくり落ち着いて進めば、案外怖くありません。
振り返るとこんな感じです。
岩肌が美しい!
しばらく沢歩きが続きます。
なかなか急な場所もありますね。
岩場は体力削られます。
7:39 なんと!ロープもあるとは。
冒険している感があって楽しめますね。
7:53 まさかの道路が出現。
道路を渡るとすぐに登山道に入ります。
沢からガラッと雰囲気が変わります。
傾斜がきつい山道を進んでいきます。
うまいことが書かれています。
8:03 道が分かれていました。
山頂まであと1.0kmです。
木の根がくっきり!
スラッとした木ががたくさん生えていますね。
日が出てきたので、爽やかな気分で登山できています。
丸太階段は利用しないでください?
何箇所か壊れた丸太があったためです。
8:22 ゴンジリ峠に到着です!ベンチで一休みできます。
山頂まであと0.5kmです。
木が多い!
奥のほうが明るくなってきました。
一気に視界がひらけましたね。
もう山頂っぽいですかね?
8:30 山頂到着!
さわらびの湯駐車場から1時間50分かかりました。
山頂は広めのスペースがあり、ゆっくりできます。
展望に関しては、悪くないですが、周りは山ばかりなので同じ景色が広がっています。
8:45 では下山しますか。
このあとまさか道に迷うとは思ってもみなかったのである・・・
8:58 ゴンジリ峠を過ぎて、再度分岐に到着です。
行きは「白谷沢登山口」から来たので、帰りは「川又バス停」方面にある滝ノ平尾根登山口に向かいます。
すぐに大きな岩が!岩茸石という名前です。
岩の上に登ることもできます。
しばらく林道を進みます。
途中、3回ほど道路を通過します。
道路に着いたら左右に進まず、すぐ向かいの山道に入ります。
案内板があちこちにあるので参考にできます。
「河又へ」と書かれた方に進みます。
9:08 ベンチで一休みできる場所もありますね。
下ったり登ったりを繰り返している気がします。
遭難中の様子
棒ノ折山山頂から滝ノ平尾根登山口へ続く登山道には、遭難しやすい箇所があります。
9:17 道路を3回渡ったあとに木がたくさん生えている場所に来るのですが、ここで迷いました。
下って行くのが正解です。木が多すぎてピンクの目印を見つけにくかったのですが、実際にはあるので見逃さないようにしてください。
歩きにくいですが、進めなくはない程度だったので登ってしまったんですよね。
今までの道と比べて歩きにくいことに違和感を覚えるべきでした。
これより先の写真数枚は登山道から外れたルートなのでご注意ください。
登った先は歩きやすく、ピンクの目印も見つかったので正しい道と判断してしまいました。
しばらく進むと今まで見られなかった動物のフンがあちこちに落ちていることが確認できました。
画像検索したところシカのフンだと思われます。
9:34 フェンスが見えてきましたね。
倒木があり、ホントに正しい道なのか不安になりました。
今まで何箇所も見られた案内板を一切見かけなくなりましたね。
フェンスの近くの木にもピンクの目印が見られました。
旧登山道に入ってしまったのでしょうか?傾斜が急です。
9:48 「良い眺め!!」なんて言っている場合ではありません。
滝ノ平尾根登山口に向かっているのに、有間ダムが見えるのはありえないのでここで引き返します。
案内図はこちら
来た道を戻ろうと思ったのですが、周りは木が大量に生えており、方向がわかりにくいです。
まだ明るかったので慌てることはありませんでした。
暗かったら焦っており、下山できなかったかもしれません。
とりあえず非常食のナッツを食べてドリンクを飲み、休憩してしまいましたよ。
非常時は落ち着くことが大事ですからね。
いざという時のために多めに食べ物と飲み物を持っておくと良いかもです。
さて、正規ルートを目指しますか。
GPSが使えたので現在地を確認し、YAMAPという登山道が表示されるアプリを起動して正規ルートに合流できました。
登山道を外れてから1時間30分ほどたっていましたね。
GPSが使えない場合は、方位磁石が活躍しそうです。
正規ルートに近づくと人の話し声が聞こえてきたので、登山者が多い時間帯に登山すれば迷いにくいかもしれません。
10:43 正規ルートに着きました。
なんて歩きやすいんだ!先程までが歩きにくすぎました。
再び看板復活です。
11:05 階段もあります。登山道を外れて無駄に体力を使ったので足がガクガクです。
11:12 開けた場所に出ました。無事下山できたようです。
白谷沢登山口から登ったときのように沢歩きができる場所はなく、ひたすら林道という感じでしたね。
登山届もあります。
滝ノ平尾根登山口からも登れますが、誰ともすれ違いませんでした。
白谷沢登山口から登るのが一般的です。
11:15 これにて登山終了!
さわらびの湯駐車場へは11:20頃に到着しました。
登山後はさわらびの湯に寄って、疲れを癒やすと良いでしょう。
活動記録
6:40 さわらびの湯第3駐車場
6:50 有間ダム
7:05 白谷沢登山口
8:30 棒ノ折山(棒ノ嶺)(15分休憩)
11:15 滝ノ平尾根登山口
11:20 さわらびの湯第3駐車場
遭難時間:約1時間30分
- 白谷沢登山口から棒ノ折山山頂まで1時間25分
- 棒ノ折山山頂から滝ノ平尾根登山口まで1時間00分(遭難時間除く)
- 今回の全工程にかかった時間は、4時間40分
やや速めのペースで歩いています。
迷ったときの対処法(事前準備含む)
- スマホのGPSで現在地を把握し、YAMAPアプリを使って表示された登山道を進む
- 人が多い時間帯に登山し、迷うリスクを減らす
- 方位磁石を持っておく(GPSが使えない場合、役に立つ)
最後までご覧いただきありがとうございます。
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