皆さんこんにちは、たびブロガーのmiyaです。
本日は、東京都奥多摩町にある「日原鍾乳洞(にっぱらしょうにゅうどう)」について紹介させていただきます。
日原鍾乳洞は、関東No.1の美しさと言われるほどの鍾乳洞であり、夏場なども行楽シーズンには多くの観光客が訪れます。
実際に鍾乳石を見たら、神秘的な光景に感動できること間違いなし!
本記事では実際に見学してみて分かった、服装、所要時間、混雑状況などの感想をご紹介します。
駐車場やアクセスするまでの道についての情報はこちら
日原鍾乳洞の見学時の服装は?
日原鍾乳洞は年間を通して、鍾乳洞内の気温が一定です。
平均気温:10℃
湿度:85%
夏は涼しく、冬は暖かいという快適な環境のように思えます。
多くの人が訪れたくなるのも納得です。
湿度が高いからと言って、蒸しているというわけではないですね。
4月に訪問した際は、気温10℃、湿度95%以上でしたが快適でした。
注意してほしいのが、夏は外が暑いからといって半袖の軽装で鍾乳洞内を見学しないほうが良いということです。
外気温が30℃超えていても、鍾乳洞内は10℃なので気温差で寒く感じ、体調を崩す恐れがあります。
せめて、カーディガンなど薄い上着を着ていくことをオススメします。
最初は寒くても、階段の上り下り等でだんだん温かくなってくることも忘れずに。
また、鍾乳洞内は狭い箇所があるため、岩壁に触れて服が汚れてしまうなんてこともあります。
汚れても良い服で行きましょう。
また、岩の隙間に染み込んだ水が頭上から滴り落ちることが多いため、合羽を着ていくと濡れずにすみます。
ちなみに合羽の貸出は、おこなっていません。
水が滴り落ちるということは、もちろん地面が濡れていることになります。
地面だけでなく、鍾乳洞内の階段なども滑りやすくなっているので、履き慣れた滑りにくい靴で見学することをオススメします。
まとめると
- 夏でも上着を着ると良い
- 汚れても良い服で
- 履き慣れた滑りにくい靴が良い
- 合羽があると濡れない
見学所要時間は1時間?
見学にかかった時間は、45分ほどでした。
訪問時は空いていたからかもしれません。
受付の係員さんによると40分ほどで見終わるとのことでした。
ネットの意見を見たところ、ゆっくり見て1時間ほどとの声が多かったです。
混雑状況や誰と行くかによって所要時間は変わってきますが、1時間を目安にしておくと良いかもしれませんね。
混雑状況は?
シーズン時(夏)の土日やGWなどの長期連休時は、日原鍾乳洞にアクセスするまでの道や駐車場が大混雑します。
日原鍾乳洞は9:00オープンですが、9:00に駐車場が満車になることもあるんだとか。
駐車場待ちで1時間以上渋滞するなんてこともあるようです。
混雑を避けるために、平日に行くのがオススメですね。
駐車場は大混雑しますが、鍾乳洞内は混雑するのでしょうか。
調べてみたところ、人が多すぎて進めないなんてことはないです。
鍾乳洞内はとても広く、人が散るからでしょうね。
しかし、狭い箇所は階段などは進むのに時間がかかるため、若干渋滞ができるかもしれませんね。
日原鍾乳洞の基本情報
住所 | 東京都西多摩郡奥多摩町日原1052 |
営業時間 | 9:00~17:00(4/1~11/30) 9:00~16:30(12/1~3/31) 最終受付は終了時間30分前 休業日:12/30~1/3 |
料金 | 大人(高校生以上):900円 中学生:700円 小学生:600円 未就学児:無料 |
駐車場 | あり |
公式 HP | http://www.nippara.com/index.htm |
25名以上の団体だと100円引きですね。
見学にあたっての注意事項
- 頭上・階段注意
- 飲酒されている方はご遠慮いただくことも
- 通路以外には立入禁止
- 犬などのペットは抱っこできるのであればOK
- 子供の一人歩きは大変危険
- 火気使用厳禁・禁煙
- 洞内は落書厳禁
犬などのペットを連れて行く際は抱っこなら可能ですが、両手が塞がると大変危険です。
鍾乳洞内は滑りやすく、狭い箇所もあるためです。
ペットを連れて行く際は自己責任となりますのでご注意ください。
日原鍾乳洞は天然記念物に指定されているため、落書厳禁ですね。
長い年月をかけて成長する大変貴重な鍾乳石が見られる箇所は、金網に囲まれており触れないようになっています。
今後も素晴らしい景観を維持していくためにマナーを守って見学しましょう。
日原鍾乳洞は、いつできた?
今から1200年以上前に発見されたといわれています。
ということは平安時代くらいでしょうか⁉
そんな昔からあるとは!
鍾乳洞は、断層の割れ目に沿って地下水が流れ込み、その侵食によって形成されたと考えられています。
日原鍾乳洞は「旧洞」と「新洞」に分かれており、新洞が発見されたのは昭和37年夏でした。
東海大学の奥多摩調査隊日原鍾乳洞探検家隊によって発見されました。
発見されるまで新洞へ入洞する者がいなかったため、原形を保っており、大変素晴らしい鍾乳石が見られます。
新洞の様子はこちら
厳重に金網で囲まれているところが多いですね。
日原鍾乳洞の魅力とは?
年間を通して気温が10℃前後と一定なので、いつ来ても快適に見学ができます。
通路は整備されており、電灯設備も完備されているため観光向き鍾乳洞とも言えるでしょう。
カラフルなライトアップが素敵な場所もあり、鍾乳洞の暗いイメージを覆すおしゃれスポットともなっています。
性別、年齢関係なく誰でも探検気分を味わえることも魅力の一つですね。
鍾乳洞マニアの方は新洞を見て感動するのではないでしょうか。
長い年月をかけて成長する鍾乳石が見られ、保存状態が良いとのことで見る価値ありです。
案内図
日原鍾乳洞は東西に延びる200mあまりの旧洞と、高低差30mほどの新洞に分かれています。
鍾乳洞内は広いため、見どころ満載ですね。
新洞入口から先は階段だらけになるので、体力に自信がある人は見学すると良いです。
新洞内では、美しい鍾乳石が見られます。
日原鍾乳洞の画像でよく見るライトアップされているところは、「ガマ岩」「あみだの原」付近です。
鍾乳洞内は案内板があるため、道を間違えることもなさそうです。
見学者も多いはずなので、安心して見学できますね。
日原鍾乳洞を見学してみた!
まず、受付入場料を支払います。
では、さっそく入洞していきます!
入口からして怖い雰囲気が出ていますが、中は明るめだと思います。
入口付近は風の通り道となっているため、気温が8℃となっており寒かったです。
いきなり狭い!
階段は特にゆっくり進むと良いですね。
日原鍾乳洞は見どころがありすぎるので、所々紹介していきます。
旧洞
案内図はこちら
水琴窟(すいきんくつ)
水琴窟は日本庭園でよく見られますが、まさか鍾乳洞で見られるとは⁉
水琴窟とは?
地中に埋められた瓶に水が張られており、そこに水が滴り落ちると水音が反響して美しい音色を奏でます。
心地よいリズムで音が響くため、落ち着きと安らぎを与えてくれます。
まるで時が止まったかのような心地よさで、いつまでも聴いていたくなる優しい音でした。
実際にしばらく聴いていましたし。
多くの人がいても水琴窟の前では静かになるでしょうね。
蓮華岩というのもあります。
鍾乳洞に行くと、岩に名前が付けられていることが多いですね。
説明書きがないので、深く考えずに「とにかく見て素晴らしさを実感せよ」ということでしょうか。
岩の模様などを見ると、神秘的な美しさが一目瞭然なので説明はいらないかもしれませんね。
石がうまい具合に積まれているところもありますね。
三途の川は実際に水が溜まっており、川のように見えなくもないです。
岩壁の削られ方がなめらかですね。
日原鍾乳洞ライトアップ(一番の見どころ)
案内図はこちら
「ガマ岩」「あみだの原」付近です。
日原鍾乳洞といったらこの画像でしょう。
ライトアップしているこの空間が日原鍾乳洞内で最も広いでしょうね。
鍾乳洞とは思えないほど天井が高いです。
ライトアップは数秒ほどで色が変わり、赤、緑、青、紫など様々な雰囲気を味わえます。
美しすぎてしばらく眺めていました!
鍾乳洞は地味で暗い場所ではないことがわかりましたね。
どの色も素敵ですが、個人的に鍾乳洞には青が似合うと思っています。
夏でも涼しくヒエヒエのイメージにつられているのかもしれません。
縁結び観音というありがたい観音様もいますね。
ここ鍾乳洞だよね?
ずいぶん立派な造りになっています。
観音様の周りはたくさんのお守りやおみくじが置かれているのでご利益があるのでしょうか。
さいの河原では見事といわんばかりに石が積まれています。
石積むのって難しいんですよね~。
十二薬師は天井がすごいことになっていました。
何かキラキラしてます。
一円玉?のようなものが大量に張り付いていました。
新洞
案内図はこちら
続きまして、新洞へ入って行きます。
新洞は階段の上り下りが多くなるので、足腰に自信のある人だけ通ると良いです。
新洞を通らずに出口へと行くこともできます。
旧洞だけでなく、新洞の様子も参考にしていただければ幸いです。
階段には手すりもあり、整備されていますね。
天井からの水滴によって滑りやすくなっているので要注意です。
新洞には金網が多く、岩に触れない箇所が多いです。
貴重なものが見られるということですね。
なんかすごい!
岩から滴る地下水により、こんなにも神秘的な生成物ができるのが驚きです!
岩への落書きは禁止ですのでご注意ください。
天井からはつらら上の鍾乳石(しょうにゅうせき)が垂れ下がっています。
まさに神秘的!
鍾乳石をつたって盤上に地下水が沈殿し成長すると、石筍(せきじゅん)ができます。
石筍はこちら
上に伸びているのがわかりますね。
上からの鍾乳石と下からの石筍がお互い成長して1本につながったものを石柱といいます。
鍾乳石が1cm伸びるのに150年かかるといわれているので、石柱ができるのは何年かかることやら。
鍾乳石などは大変貴重な自然の産物なので、厳重に管理されていることに納得できますね。
新洞は素晴らしい光景を目の当たりにできるので、階段がきついですがぜひとも実際に見てもらいたいです。
岩が地下水で溶けてヌメっているのも確認できます。
階段を上った分だけ下りなければならないことも忘れずに。
この辺りまで来ると、疲れて足がガクガクしてくるので要注意ですね。
天井が低いので頭上にも注意です。
ゆっくり進めば危険な箇所はなく、十分楽しめる鍾乳洞でした。
探検気分を味わいたい人はぜひ来てみてくださいね。
日原鍾乳洞の「底なし井戸」へ行けないのは事故が原因?
最後に、案内図には載っているのに行けない場所があったので少し触れておきます。
皆さんもお気づきだと思いますが、旧洞のライトアップの先の十二薬師のさらに奥に、「大広間」と「底なし井戸」があります。
地図に載っているということは昔は行けたのでしょうか?
確かに十二薬師の奥に、頑張れば進めそうな穴がありました。
現在は、網で立ち入ることができないようになっています。
網がボロボロなのが気になりますね。
網の奥をライトで見てみたら、かなり狭いです。
間違って落ちないように、あまり近づかない方が良いですね。
立入禁止の先は悪路で危険の為、絶対に入洞してはいけませんと書かれています。
昔は大広間や底なし井戸に行けたのか気になったので受付で聞いてみました。
受付の人は「昔は行けたのかもしれないね」とおっしゃっていたので、行けたかどうかは不明のようです。
日原鍾乳洞では過去に事故があったのかも聞いてみたところ
「最近は聞かないね。昔はあったみたいだけど」
とのことです。
事故が原因で底なし井戸が立入禁止になったとは判断できませんでした。
しかし、昔は事故があったということからその可能性は否定できませんね。
最後までご覧いただきありがとうございます。
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