皆さんこんにちは、たびブロガーのmiyaです。
本日は、埼玉県秩父市にある「滝沢ダム(たきざわだむ)」について紹介させていただきます。
秩父4ダム(浦山ダム、滝沢ダム、合角ダム、二瀬ダム)の1つです。
4か所のダムカードを集めると、二瀬ダムで手作りダムカードがもらえます。
ダム内部に入ることができ、ダムの特徴、点検、設備詳細について知ることができます。
ループ橋という巨大な橋からはダム全体の様子を眺められます。
比較的空いているのでゆっくりと見学できます。
基本情報
住所 | 埼玉県秩父市大滝3021 |
営業時間 | 9:00~17:00 |
料金 | 無料 |
駐車場 | あり |
HP | 独立行政法人 水資源機構HP |
アクセス
バス
西武観光バス 中津川線 中津川行きに「三峰口駅」から乗車し、「滝沢ダム管理所前」下車(自由降車)
車
・秩父市役所からは、国道140号経由大滝方面に約50分
・甲府方面からの場合、国道140号沿い 雁坂トンネルから約30分
駐車場
3か所あり、いずれも無料です。
・滝沢ダム管理所
・不動滝付近広場
・ループ橋
ダムカードをもらうなら滝沢ダム管理所の駐車場を利用するとよいです。
グーグルマップによると、滝沢ダム展望デッキ駐車場というのもありますね。
ダム情報
名称 | 滝沢ダム |
河川名 | 荒川水系中津川 |
型式 | 重力式コンクリートダム |
堤高 | 132.0m |
完成年 | 2008年 |
ダムカード | あり |
ダムカレー | なし |
ダム内部見学 | あり |
展示室 | なし |
展望台 | あり |
案内図
管理所付近の拡大図
設備点検等に伴い、下記の場所には利用中止日があります。
・エレベーター
・ダム内部見学通路
・下流広場
・フーチング階段(屋外階段)
事前に確認しておくとよいです。
詳しくはこちら 引用元:独立行政法人 水資源機構HP
見どころがあるダムですね。
滝沢ダム到着
ダム湖の名前は”奥秩父もみじ湖”です。
美しいダム湖です!
ダム本体
天端の様子
奥まで歩いて行けます。
滝沢ダムの目的
- 洪水調節
ダム地点の計画高水流量1,850m3/sのうち、1,550m3/sをダムで調節し、ダム下流域の洪水被害の軽減を図ります。 - 既得取水の安定化・河川環境の保全
河川流量が豊富な時にダムに水を貯め、逆に不足している時にダムから水を補給することによって、荒川沿岸の既得用水を安定させています。
また、河川環境の保全等のため、必要となる流量を確保できるようにしています。 - 新規利水(水道用水)
埼玉県の水道用水として最大3.74m3/s、東京都の水道用水として最大0.86m3/sを取水可能にしています。 - 発電
ダムの放流水を利用し、最大出力3,400kWの発電を行います。
滝沢ダムでは、雨の少ない非洪水期(10月~6月)と雨の多い洪水期(7月~9月)に分けて貯水位をコントロールしています。
非洪水期には5,800万m3の水を貯め、洪水期には洪水調節を行うため、3,300万m3の容量を空けています。
ダムカード
滝沢ダム管理所でもらえます。
自由に持って行ってよいです。
ゲットしました!
過去には限定ダムカードも配布していたことも。
ダムカードの見方についてはこちらの記事をご覧ください。
お次は、屋外階段を使ってダム内部へ向かいます。
屋外階段
屋外階段を使って、ダムの上と下を行き来できます。
なんと!この階段435段あります。
性別、年齢別の消費カロリーが示されていました。
消費カロリー表示があると階段を使ってみたくなりますね。
実際に階段を下りてみました。
下りている途中に広々としたスペースがありますね。
自分のペースで下りることができます。
一番下から見上げてみました。
いや~結構高いですね。
下りで使用したため、あまり疲れませんでした。
所要時間は7分ほどでした。
上りだとかなりきついかもしれません。
滝沢ダム下流広場
階段を下りたところからは、迫力あるダムを間近でご覧いただけます。
発電所がありますね。
ダムの正面には吊り橋があり、渡ることができます。
ちょっと揺れますね(・・;)
ダム正面もすばらしい!
ここからはダム内部に入り、エレベーターでダム上の天端に出ることができます。
ダム内部
入口にこんな紙が貼ってありました。
クマでるんか!!
クマの他に、サルもいるようです。
ドアを開けたら必ず閉めるようにしましょう。
ダム内にクマがいたら怖すぎますね…
ダム見学においての注意事項が書いてありました。
確かに濡れている所がありましたので注意してください。
内部はシンプルです。
ダム内部は12.7℃でした。
外気温が約20℃だったので涼しく感じました。
階段を降りて行きます。
階段右側の手すりが特殊です。
車いすの方も昇降できるのでしょうか?
ダム内部の通路です。
滝沢ダムができるまでの写真が壁に飾られています。
また、滝沢周辺で見られる動植物の写真と貴重さ、特徴、生態、発見場所などがわかる資料も壁に飾られていました。
ダムができるまでの写真を何枚か載せます。
最初と最後でかなり様子が違いますね。
堤体観測設備
ダムの持つ機能を十分安全に果たすように定期的に堤体観測を行い、ダムの安全管理をしています。
ダムは、貯水位、外の気温などの状況により微妙に変化します。
この計器では、漏水量や揚圧力を計測しています。
ダムが設置されている岩盤とダム堤体の継ぎ目等からしみ出す水の量のことです。
画像左の基礎排水孔から漏水量を計測しています。
ダムが設置されている岩盤等にしみ込んだ水により、ダム堤体を浮き上がらせようとする力のことです。
画像右のブルドン管圧力計により、揚圧力を計測しています。
貯水池の水圧、地盤の変化、外気温などにより、ダム堤体に生じるひずみを測定する装置のことで、ダムの安全をチェックしています。
ダムがどれだけ傾くかを知るために、天端から基礎通廊までおもりをぶら下げて測定し、ダムを管理するコンピューターへデータを送っています。
夏季に上流側、冬季に下流側に傾き、その差は約20mmになります。
季節によってダムがわずかに傾いているなんて知りませんでした!
豆知識として誰かに話せそうです。
階段を上り、エレベーターに乗ります。
振り返ったら、順路の矢印が今来た方向を指していたので、逆から見学していたことになります。
どうりでおかしいと思いました。
ダムができるまでの写真を見ていたら進むたびにダムが小さくなり、その後なくなっていましたから・・・
放流設備の解説がありました。
写真付きで説明があるとわかりやすいです。
ダムの仕組みについて理解が深まりますね。
エレベーターで天端まで上がり、外に出ます。
エレベーターがある建物はこちらです。
(今出て来たところ)
ダム下流側
ループ橋がきれいに見えます。
遠くから見るにはなんてことないですが、実際にループ橋を走ると怖いです。
結構高いんですよね。
ダム上流側
奥秩父もみじ湖が非常にきれいです。
ダムによって湖の色に違いがありますね。
先ほど下りた屋外階段も見えます。
滝沢ダムの見学時間は、約1時間でした。
最後までご覧いただきありがとうございます。
秩父4ダムの残りの3つはこちら
ぜひ行ってみてくださいね。
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