皆さんこんにちは、たびブロガーのmiyaです。
本日は、新潟県中魚沼郡津南町にある「トヤ沢砂防えん堤」について紹介させていただきます。
国道353号線沿いにある巨大な円柱型の物体です。
土砂災害を防ぐために重要な役割を果たしています。
2011年の地震をきっかけに施行が開始されました。
基本情報
住所 | 新潟県中魚沼郡津南町三箇 |
営業時間 | 24時間 |
料金 | 無料 |
駐車場 | あり |
公式 HP | なし |
アクセス
電車
JR飯山線「越後鹿渡駅(えちごしかわたりえき)」から徒歩約30分
車
関越自動車道「塩沢石打IC」から約35分。
(国道353号線を経由)
駐車場
トヤ沢砂防えん堤の前に、広い駐車スペースがあります。
国道353号線を走っていたら、円柱型の大きな塊が4つ見えて気になったので、急遽寄りました。
トヤ沢砂防えん堤事業
この設備は、何のためにあるのかが書かれていました。
役割とそれに至るまでの過程を説明します。
トヤ沢砂防えん堤は、土砂災害を防ぐためにつくられた山版のダムといった位置づけでしょうか。
2011年3月12日に長野県北部地震(最大震度6弱)発生に伴い、山腹斜面崩壊が起きました。
崩壊した土砂は、下流の積雪や土砂を巻き込み、土石流となりました。
これにより、国道353号線を埋塞しました。
2011年4月には、災害関連緊急砂防事業が採択されました。
その直後には、地震によって緩んだ地山に融雪と降雨が浸透したことで2回の拡大崩落が発生しました。
これにより、国道から上流側には約16万m3の土砂が最大厚15mで堆積しました。
すぐに事業の立ち上げをしたにもかかわらず、2次被害に遭うなんてついてないです。
2011年8月には、トヤ沢砂防えん堤の施工が開始されています。
2013年の2月に完成しました。
土砂災害
がけ崩れ
がけ崩れの前兆現象
・崖から水が湧き出る
・崖にひび割れができる
・小石がパラパラと落ちてくる
土石流
土石流の前兆現象
・急に川の水が濁り、流木が混ざり始める
・降雨が続くのに川の水位が下がる
・石がぶつかり合う音が聞こえる
地すべり
地すべりの前兆現象
・がけや斜面から水が噴き出す
・亀裂や段差ができる
・井戸や沢の水が濁る
土砂災害にも種類があるのだと初めて知りました。
どれも危険ですが、私は地すべりが一番怖いと思いました。
日頃から周りの状況の変化を気にし、すぐに異変に気付き、対応することが大事なのだと思いました。
トヤ沢砂防えん堤
実際にどのようなものなのか近づいて見てみました。
細い道があったのでそこを通りました。
隙間から水が湧き出ています。
縦長の細長い鋼矢板(こうやいた)等の鋼材をいくつも使用し外枠がつくられています。
表面がサビているように見えます。
これは、「森の学校 キョロロ」の建物がサビているのと同じ理由でしょうか?
「森の学校 キョロロ」の記事はこちら
最後までご覧いただきありがとうございます。
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