皆さんこんにちは、たびブロガーのmiyaです。
本日は、埼玉県秩父市にある「武甲山資料館(ぶこうざんしりょうかん)」について紹介させていただきます。
武甲山は石灰石が採掘できる山です。
石灰石は我々の暮らしに大きく影響しています。
武甲山の成り立ち、武甲山に存在する動物や植物、石灰石の採掘方法や用途などについて詳しく知ることができます。
基本情報
住所 | 埼玉県秩父市大宮6176 |
営業時間 | 9:00~16:00 火曜定休日 |
料金 | 一般:210円 小・中学生:100円 |
駐車場 | あり |
公式 HP | http://www.bukohzan.jp/ |
アクセス
電車
西武秩父線 西武秩父駅から徒歩17分
駐車場
見晴らしの丘駐車場、羊山公園第2駐車場などがあります。
武甲山資料館とは
武甲山とは、前回の記事の芝桜の丘から見えた秩父を代表する山です。
石灰石が採れる山として有名です。
前回の記事はこちら
秩父盆地のシンボル武甲山は、石灰石採掘によって変容します。
採掘前の姿と、そこに生息する動物、植物等の歴史的な資料を展示し、後世に伝えるために武甲山資料館が建設されました。
博物館はこぢんまりしていて、武甲山の概要や石灰石を中心に説明されており、短時間で知識が得られます。
また、武甲山の登山ルートの映像を見ることができるので、登山する方は参考にできます。
武甲山の名前の変遷
武甲山は時代とともに名前を変えてきました。
嶽(たけ)→知々夫ヶ嶽(ちちぶがたけ)→祖父ヶ嶽(おおじがたけ)→武光山(たけみつやま)→妙見山(みょうけんやま)→武甲山(ぶこうざん)
それぞれの時代に秩父を代表する権威者の名前や神の名前が反映されています。
武甲山は秩父の歴史の中でもそびえ立つ象徴でした。
武甲山の地質
武甲山は、秩父盆地の南東隅に東西の山稜を持ちます。
地形は大変険しく、随所に断崖絶壁があります。
石灰岩層は山の北側に広く分布し、南側は、玄武岩が発達しています。
緑化活動
石灰石を採掘したら、南側に壁状の地形が残ります。
これを残壁といい、そこを緑化することも採掘とともにある基本的な活動です。
緑化に用いる植物は、チチブヤナギ、フサザクラ、ヒノキなど他にも多数あります。
緑化活動は昭和40年代から始まり、今でも続いています。
石灰石採掘方法
- 穿孔(せんこう)
直径約4~10cmの爆薬を仕掛けるための穴をあけます。 - 発破(はっぱ)
石灰石を爆破します。 - 積み込み運搬
砕かれた石灰石をトラクターショベルのバケットで直接立坑に投入するか、ダンプトラックに積み込んで立坑まで運搬します。 - 立坑投入
採掘場とプラント設備は直径約5mの立坑でつながれています。 - 破砕・選別
立坑に投入された石灰石は、用途に応じたサイズにするため、破砕、ふるい分け、選別、運搬を繰り返し、製品化されます。 - 出荷
プラント設備にて生産された石灰石製品は、ベルトコンベア、トラック、鉄道などによって出荷されます。
山を爆破するなんてなかなかワイルドですね。
企業によって採掘エリアが決まっています。
石灰石の用途
私たちの生活には、様々な形で石灰石が利用されています。
利用方法は主に3つに分けられます。
- 石灰石をそのまま使用
- 焼成して生石灰、消石灰として使用
- 粘土、けい石等を加えて焼成し、セメントとして使用
石灰石をそのまま使用したものには、歯磨き粉やガラスなどがあります。
意外ですね。
焼成して消石灰として使用したものには、チョコレートや革靴などがあります。
セメントとして使用したものには、ビル、地下鉄、トンネルなどがあります。
武甲山に生息する動物
動物の剥製が展示してありました。
森林に住む動物と岩場に住む動物とで分けられていました。
森林には、ツキノワグマ、シカ、イノシシなどが生息しています。
岩場には、約30頭くらいのニホンザルの群れが住みついています。
見晴らしの丘(アニメの聖地)
武甲山資料館のすぐ近くには、見晴らしの丘があります。
秩父市を眺めることができます。
有名アニメの聖地でもあります。
「あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない。」のOPにでてきます。
夜景がきれいなところでもあり、雲海も見られるスポットとして有名です。
見学所要時間は、45分ほどでした。
最後までご覧いただきありがとうございます。
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