皆さんこんにちは、たびブロガーのmiyaです。
本日は、埼玉県行田市にある「古代蓮の里(こだいはすのさと)」について紹介させていただきます。
見どころは2つあり、たくさんの蓮と田んぼアートです。
蓮の開花期は早朝から入園でき、美しい蓮を見ることができます。
田んぼアートは、毎年違う題材を取り上げており、「最大の田んぼアート」としてギネス世界記録に認定されるほど素晴らしいです。
蓮と田んぼアートのどちらも見頃を迎える7月中旬~8月上旬に訪問すると良いです。
基本情報
住所 | 埼玉県行田市小針2375−1 |
営業時間 | 古代蓮会館
蓮の開花期(6月中旬~8月上旬) 通常期(6月中旬~8月上旬以外) |
料金 | 公園は無料(ハスが見られる)
古代蓮会館は有料(展望室、展示室、休憩室、研修室) |
駐車場 | あり |
公式 HP | https://www.ikiiki-zaidan.or.jp/kodaihasu/ |
古代蓮の里で見られる行田蓮は、行田市の天然記念物に指定されています。
アクセス
バス
2022年は、6/25~7/31まで無料シャトルバスが出ています。
行田市の市内循環バスも併せてご利用ください。
JR行田駅(ぎょうだえき)から出ています。
車
東北自動車道「加須IC」から約20分
東北自動車道「羽生IC」から約20分
駐車場
蓮の開花期のみ有料となります。
蓮の花は早朝に開花し始め、8:00頃には閉じてしまうので5:00時から見られるのですね。
普通車は500円です。
古代蓮会館に入館する際に、こちらでもらえる駐車利用券を見せると入館料が2割引きになります。
休日の朝6:30の時点で、多くの車が駐車されています。
大人気だということがわかりますね。
案内図
今回利用した駐車場は、案内図の下にある南側駐車場です。
園内には順路が設けられています。
古代蓮会館(展望台)
駐車場利用券を利用すると、古代蓮会館への入場が2割引きになります。
通常400円かかるところ、320円で入場できます。
タワーへの入場は、朝7:00からです。(蓮の開花期の場合)
古代蓮の里は、蓮以外にも田んぼアートが有名です。
時期になると、展望室から見ることができます。
なんと!展望室行きのエレベーターには約20人の行列ができています。
朝7:30頃にこんなに行列ができるなんてびっくりです。
歴代田んぼアート作品が飾ってあります。
毎年違った作品が見られます。
2015年には、「最大の田んぼアート」としてギネス世界記録に認定されました。
ギネス世界記録って凄すぎ!
2016年はドラゴンクエストです。
2017年は陸王です。
毎年クオリティがものすごく高いです!
展望室
高さ50mの展望室から行田市の自然や関東平野などを見ることができます。
天気が良いと東京都内まで見渡せます。
展望室はガラス張りになっており、360°大パノラマを楽しむことができます。
双眼鏡がありますね。
展望室には人がいないように見えますが、実際は人が多いです。
たまたま人がいないタイミングで写真を撮っています。
テレビ望遠鏡というものもあります。
1回200円です。
画質が良いのでしょうか?
気になります。
田んぼが広がっており、のどかな風景ですね。
東京のタワーからだと高層ビル群が立ち並ぶ様子が見られますが、近くに高い建物がない広々とした景色も素敵です。
南側駐車場付近の世界の蓮園が見られます。
行田市は自然あふれる場所なのだとわかります。
古代蓮池と水生植物園も見られます。
多くの人が確認できます。
タンクが3つ並んでいるところには、行田浄水場があります。
どこを見ても緑があふれており、癒されます。
田んぼアート
では、皆さんお待ちかねの田んぼアートを見ていきます!
2022年の田んぼアートは、「アオアシ」です。
2022年現在放送中の人気サッカーアニメです。
国際的に人気の高い「アニメ」、「マンガ」といった日本を代表する文化に着目し、今注目を浴びている「アオアシ」とコラボされました。
大きさ:約28,000m2(2.8ha)
田植えした時期:2022年6月11日(土)~6月12日(日)
田植え参加者:約500人
見頃:7月中旬~10月中旬
色彩のピーク:7月中旬~8月下旬
この白い円盤は何でしょう?
展望室のガラスは反射による映り込みがあるので、その防止として使用するレフ版ですね。
レフ版を使用するために列ができています。
実際に使ってみました!
ガラスの映り込みがなく、綺麗に撮れました!
今年もものすごくクオリティが高いです!
見る時期によって田んぼの色が変わるためもう少したつと黄金色になってくるのでしょう。
また来たくなるほどの素晴らしさです。
展示室
蓮が描かれています。
蓮に関する展示が多いのでしょうか?
行田の自然
生き物の模型と解説があります。
蓮について
やはり、蓮に関するコーナーもありました。
蓮は植物の中でも、最も古いものの一つです。
およそ1億4000万年前に、すでに地球上に存在していたと言われています。
観賞用の蓮以外にも食用の蓮もあります。
現在日本では、350品種以上の蓮を見ることができます。
蓮の名前の由来
花の中心部にできる花托が特徴的で、その形状がハチの巣に似ていることから「ハチ巣」となり、「ハス」と呼ばれるようになったという説があります。
蓮の花が最も美しいのはいつか?
蓮の花が最も美しく香りも良いのは、開花2日目の早朝と言われています。
花は、開いたり閉じたりを1日目から3日目まで繰り返します。
4日目の午後には花弁が全部散り、果托だけになります。
1日目
6:00頃から花弁が開き始め、3~4cmほど開いたのち、8:00頃には閉じ始め、つぼみの状態になります。
2日目
早朝に咲き始め、7:00~9:00頃には満開になります。
その後、つぼみの状態に戻ります。
3日目
2日目と同じ経過をたどり、最大に開きます。
受粉しためしべが黒っぽく変化し、花の色が少し退色します。
昼頃には閉じ始めますが、閉じかけたまま夜を迎えます。
4日目
7:00頃には完全に開きます。
早いもので8:00頃から散り始め、昼にはすべての花弁が散ってしまいます。
開花何日目なのかによって開花状況が変わるので訪問時間を決める参考にしてみてください。
とりあえず早朝に行けば間違いないです。
開花の特徴を知ることで、花を見ただけで開花何日目かを当てることができるようになるかもしれません。
蓮と睡蓮(スイレン)
ともに池や沼に咲くことから、同じ種類として混同されがちです。
つい最近まで蓮は、スイレン科に分類されていましたが、科学的な研究の結果、蓮と睡蓮は異なる系統群に属することがわかりました。
蓮はハス科ハス属に、睡蓮はスイレン科スイレン属に分類されています。
蓮と睡蓮は葉を見れば簡単に見分けられます。
睡蓮には、蓮のように水面より上に出ている立葉がほとんどなく、水面に浮かんだ浮葉が主です。
睡蓮の葉は蓮の葉に比べ、深い切れ込みがあります。
また、蓮には花托がありますが、睡蓮にはありません。
世界の蓮が展示されています。
展示の仕方がとても美しいです。
映像コーナーもあり、蓮について学べます。
展示室で蓮の情報を手に入れてから、実際の蓮を見に行くと理解が深まります。
世界の蓮園
南側駐車場のすぐ近くにあります。
種類ごとにまとまっています。
なんと40種類の蓮が見られます!
見た目も色も似ている蓮が多いので見分けられる自信がないです。
大まかに分けると、色は白かピンクで、花弁数は15枚前後のものから120枚のものまで様々です。
少しだけ紹介していきます。
今回載せていませんが、他にも美しい蓮がたくさん見られます。
姫蓮(ひめばす)
時間で花の開き具合が変わるのかを同じ個体で見比べてみました。
6:30頃の様子
8:30頃の様子
確かに、時間が経つと花が閉じていることがわかります。
時間帯によって様々な様子をご覧いただけるのが蓮の魅力かもしれません。
両サイドに蓮が見られます。
訪問した時期が遅かったためか花よりも葉が多いです。
それともこういうものなのでしょうか?
漁山紅蓮(ぎょざんこうれん)
薄いピンクで花弁数は15枚前後です。
ふわっと優しい雰囲気で、美しいです。
これでも花弁が多く見えるので、花弁数120枚のものはどうなっているのか気になりました。
真如蓮(しんにょれん)
ピンク以外にも白い蓮もあります。
白万々(はくまんまん)
同じ白い花でも花弁数に違いがあります。
花弁数100~120枚です。
私は、花弁数15枚前後が好きです。
原始蓮(げんしれん)
同じ種類でも花が咲いているもの、つぼみ、果托(かたく)など様々です。
果托ついては後述します。
行田蓮(ぎょうだはす)
古代蓮とも呼ばれています。
昭和46年に公共施設工事の際、地中の種子が自然発芽、開花したものです。
花径は25~28cmの大型種で、花弁数は13~18枚です。
原始的な形態をもつ1400年~3000年前の蓮と言われています。
行田蓮は園内の何箇所かで見られますが、古代蓮池のものを載せました。
皆さんやはり写真を撮っていますね。
古代蓮池では、開花している蓮が多く見られます。
こちらの蓮には、ミツバチが5匹も集まっていました。
写真だとわからないですが、黄色い雄しべの中にもぐり込んでいます。
ミツバチの足に花粉がたくさんついていますね。
これを花粉団子と呼ぶようです。
初めて見ました!
こんなにはっきりと見えるものなのですね。
空の青との対比が綺麗です。
つぼみはこんな感じです。
こちらが果托です。
果托は花弁が散った後のものを言います。
ちなみに花弁がある状態の中心部分も花托(かたく)と言います。
読みは同じですが、「果托」と「花托」で漢字が違いますね。
果托は、生長しながら25~30日くらいで最大に湾曲し、褐色化します。
とても美しい花を発見しました。
大きめですね。
上から撮ってみました!
木の橋を渡ります。
この池は、下流の氾濫を防ぐために雨水を一時的にためる調節地の役割を果たしています。
そのため、こちらの木道は大雨が降った時に水没する可能性があります。
日が差してきました。
いい景色です!
古代蓮の里を代表するタワーと一緒に写真が撮れます。
タワーから古代蓮池を見ることもできます。
葉は大きめです。
池にはオタマジャクシがいます。
写真だと分かりにくいですが、とても大きいです。
何ガエルになるか気になります。
その他園内の様子
橋を渡ると古代蓮池から水生植物園に行けます。
水生植物園内の行田蓮は果托だらけでした。
訪問時期が遅かったようです。
蓮の開花期の終盤に訪問していますからね。
ホタルの川もあります。
ヘイケボタルが見られます。
ホタルが見られるということは水が綺麗なのでしょう。
2022年は、6月初旬~下旬にかけて夜7:30~自由に観賞できました。
水鳥の池には、三脚を使用している方が多いです。
蓮と鳥のどちらが目当てなのでしょうか?
売店
屋外には売店やうどん屋、軽食屋などがあります。
売店には、古代蓮の里のグッズや行田市の名産品、農産物などが販売されています。
蓮サイダーなんてのもあります。
古代蓮の里ならではでしょう。
ゼリーフライ
行田のB級グルメで100年以上の歴史があります。
形が小判型で、銭(ゼニ)に似ていることから「ゼニフライ」が「ゼリーフライ」に訛った言われていますが、詳しくはわかっていません。
行田では市民に愛されており、小中学校の給食に登場します。
じゃがいも、おから、にんじん、ねぎを材料として混ぜ合わせ、油で揚げたものです。
おからが使われているのでヘルシーです。
1個130円です。
では、いただきます!
見た目はコロッケっぽくて、外はしっとりしています。
箸でつかむと思ったよりも柔らかく、切れやすいです。
ソースで味付けされています。
中にはおから入っているためか、若干パサパサ感があります。
他では食べたことのない珍しい味がしました。
古代蓮の里おすすめ訪問時期(見頃)
7月中旬~8月上旬の早朝でしょう。
蓮と田んぼアートの見頃が重なる時期を選びました。
蓮の見頃が6月中旬~8月上旬の早朝です。
田んぼアートの見頃が7月中旬~10月中旬までで、色彩のピークが7月中旬から8月下旬です。
最後までご覧いただきありがとうございます。
埼玉県には他にも田んぼアートが見られる場所があります。
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