皆さんこんにちは、たびブロガーのmiyaです。
本日は、千葉県銚子市にある「ぬれ煎餅駅(直売所)」について紹介させていただきます。
駅といっても銚子電鉄に存在する駅名ではなく、ぬれ煎餅専門店(お土産屋)だと思ってください。
ぬれ煎餅が購入できるのはもちろんのこと、銚子の有名なお土産であるまずい棒も売っています。
また、ぬれ煎餅の手焼き体験もできます。
自分で焼いて食べる、出来たてぬれ煎餅は最高です!
基本情報
住所 | 千葉県銚子市小浜町1753 |
営業時間 | 10:00~17:00 手焼き体験:10:00~16:30 |
駐車場 | あり |
公式 HP | https://www.choshi-dentetsu.jp/spot/872/ |

アクセス
車
東関東自動車道「佐原香取IC」から約45分
レンタサイクル
JR「銚子駅」から約30分

向かう途中にたくさんの風車が見られました。
近くで見るととても大きいです。
ぬれ煎餅駅(直売所)
駅と書いてありますが、電車は走っていません。
銚子名物である「ぬれ煎餅」の直売所です。
ぬれ煎餅とは?
煎餅特有のパリッと感が一切なく、湿気っているようなふにゃっとする食感の煎餅です。
しかし、しっかり味が染みているため、おいしくいただけます。
おいしさの秘訣は、せんべいの焼き加減も大事ですが、一番大事なのはタレの味です。
専用醤油ダレはオリジナルレシピで、銚子の大手醤油会社さんにお願いしています。
味は大きく分けて3種類あります。
・赤の濃い口味
銚子電鉄の鉄道員が最初に考案したもので、銚子特産醤油の旨味を活かした味です。
・青のうす口味
濃い口味に比べ、醤油の辛さや塩分を抑えてダシのおいしさを存分に活かした味です。
・緑の甘口味
醤油に甘みを加えてみたらし味のようにしたもので、お子様にも食べやすいです。
ぬれ煎餅が銚子電鉄を救った⁉
ぬれ煎餅の感動物語があるので紹介します。
千葉県銚子市を走る銚子電鉄は過疎化による人口減少や、観光客の減少により年々乗客数が減り、行政からの補助金で何とか運行を維持している状態でした。
昭和30年代に年間250万人いた乗客は、平成には100万人を切っていました。
平成18年(2006年)には当時の社長に横領が発覚してその額は1億円を超え、すでに行政からの補助金は打ち切りになっていました。
老朽化施設(線路、踏切など)の改修費用、車両の法定点検などの費用が確保できず、倒産の危機が迫ってきました。
それでも何とかしなければならないため、出来ることは数年前より製造・販売を開始したぬれ煎餅を売ることだけでした。
「買ってください、買ってください」と必死に売り歩きましたが、そう簡単に売れるものではありません。
ふと思いついたのが、インターネットでぬれ煎餅の購入を呼びかけることでした。
「ぬれ煎餅を買ってください。電車修理代を稼がなくちゃいけないんです。」とホームページに書き込んだところ、10日間で10000人以上のお客様が共感してくれました。
多くの人がインターネットの掲示板やブログなどで呼びかけ、その後テレビにも取り上げられたため、ぬれ煎餅は爆発的な売り上げを記録しました。
この出来事があったから、今でも銚子電鉄は運行できています。
まさに奇跡の物語です!
今後、ぬれ煎餅を食べるときはこのエピソードを思い出して泣けてくるかもしれませんね。
銚子電鉄は、2021年度黒字を達成しているようです。
ぬれ煎餅手焼き体験
自分でぬれ煎餅を焼いて、食べることができます。
詳細が書かれています。
こちらに必要なものがそろっています。
焼く方法も詳しく書かれています。
さらに、店員さんから焼き方の説明があり、焼き加減も見てくれるので初心者でも安心できます。
注意点やポイントなども教えてくれます。
焼く前の煎餅は薄くて堅く、小さかったのでホントに商品のようなぬれ煎餅になるのか疑問でした。
では焼いていきます!
焦げ目がついてくるまで5秒おきにひっくり返さないといけないので思ったより大変です。
膨らんできたらトングで押して形を整えながら焼きます。
思いっきり押しても煎餅が割れないのは、ぬれ煎餅の特徴なのでしょう。
煎餅が大きく膨らみ、焼き色がついてきました!
自分で焼くと、好みの焼き加減に調整できるのがいいですね。
用意されているタレは、うす口味のみです。
完成しました!
なかなかいい感じに焼けました!
焼いた煎餅はタレにつけて少し冷えるので、熱々とまではいきませんが温かい状態で食べることができます。
市販の温かくないぬれ煎餅しか食べたことがなかったので、出来たての温かいものはよりおいしく感じました。
出来たてでもパリッと感はなく、しっとりしています。
これがうまいんですよねぇ~
ごちそうさまです!
店内商品
ぬれ煎餅などのお土産も買うことができます。
ぬれ煎餅
定番の3種類(濃い口味、うす口味、甘口味)はもちろんのこと、他の味も売っていますね。
左の黄色いのは、ごま甘口味です。
ぬれ煎餅プレミアムというものもあります。
「もちもち感」と「ザクザク感」の両方を楽しめる新しい食感のぬれ煎餅です。
「カツオ味」と「ひ志お」味があります。
ひ志おとは発酵調味料であり、箸でつかめる食べる醤油のことです。
無選別のぬれ煎餅もあります。
きっとお得なのでしょう。
定番3種類の味を食べたいなら、ぬれ煎餅詰め合わせがおすすめです。
6枚入りと12枚入りが選べます。
なんと!こちらのお店では、手焼き煎餅生地が売られており、ご家庭でぬれ煎餅を作ることができます。
さすが直売所です!
まずい棒
まずい棒⁉なんてのもあります。
まずい棒は、メディアでも取り上げられたことのある銚子名物です。
商品名にある「まずい」は、味のことではなく銚子電鉄の経営状況がまずいを意味しています。
まずい棒の公式サイトもあり、ネットで商品が購入できます。
https://choden-mazuibou.com/
その他
他にもたくさんの種類のおかきが売られています。
どうやら以前は、試食ができたようです。
小サイズもあるので、いろいろな味を食べ比べてみてはいかがでしょうか。
珍しい煎餅も売られています。
ハムカツ煎餅、ソース煎餅などは初めて見ました!
銚子電鉄限定品などもありますね。
ラーメン、カレー、サバ缶なども売られています。
購入した商品
※金額は税込み価格です。
ぬれ煎餅12枚入り(1080円)です。
3種類の味が入っているので、お土産にオススメです。
しっとりしており、安定のおいしさです。
まずい棒コーンポタージュ味(378円)です。
10本入りです。
開けてみたら、完全に「う〇い棒」です。
まずくはなく、おいしいスナック菓子でした。
ぬれ煎餅の美味しい食べ方
そのままでも十分おいしいのですが、さらにおいしく食べられる方法がありましたので、紹介します。
・温める
オーブントースターや電子レンジで温めます。
しっとり感を保ちつつ、焼きたてになるため食感も良く、おいしくなります。
・マヨネーズを付ける
全く違った味に変わります。
お好みで七味を混ぜ合わせるのも良いです。
・お茶漬け
ぬれ煎餅を小さくちぎってご飯にのせて、お茶漬けにするのもおいしいです。
佃煮やごまなどを合わせるのも良いです。
試してみたい方法ばかりでした!
まとめ
- ぬれ煎餅の手焼き体験ができ、出来たてを食べることができる
- まずい棒の味はうまい
- ぬれ煎餅のおかげで現在でも銚子電鉄を利用することができる
最後までご覧いただきありがとうございます。
コメント