皆さんこんにちは、たびブロガーのmiyaです。
本日は、東京都にある「神津島(こうづしま)」について紹介させていただきます。
神津島は伊豆諸島の中心にあり、船や飛行機でアクセスできます。
また、星空保護区に認定されており、特産品としてパッションフルーツがあります。
実際に、夜空には無数の星が観察できました!
神津島村郷土資料館では、神津島のなりたち、島の石である黒曜石などについて学べます。
神津島は車中泊禁止⁉
現在、神津島内でキャンプはできません。(野宿は村条例で禁止)
すべてのお客様に、ご来島前の宿泊施設の予約が必須となります。
当日予約または宿のないお客様は日帰りにてお戻り頂きます。引用元:神津島村役場HP
神津島を訪問する際は、しっかり宿を確保しましょう。
神津島到着!
東海汽船さるびあ丸で前日22:00に東京を出発し、10:10頃神津島に着きました。
いや~長旅でした。
こちらの荒々しい山肌は、自然の変わりゆく天上山の荘厳な姿です。
船で10分移動したら海の色が大きく変化しました。
多港湾到着
この海の色は、ターコイズブルーって言うんでしょうか?
美しい色です。
神津島には港が2つあります。
前浜港(神津島港)と多港湾(三浦港)です。
波の状況から判断してどちらの港に着くか当日決まります。
冬は、西の季節風が吹くため、西に面した神津島港を避け、多港湾に船が着くことが多いのではないでしょうか。
宿泊場所が密集しているところは、前浜港(神津島港)に近いです。
宿泊予約時に港までの迎えが必要かどうかを聞かれると思います。
そのため、宿から遠い多港湾に着いたとしても問題なく宿泊場所に行くことができます。
島の移動手段としては、バス、レンタカー、レンタサイクル、レンタルバイク、タクシーなどがあります。
神津島について知るには、まず神津島郷土資料館を訪問するのが良いでしょう。
ということで行ってみました。
神津島村郷土資料館
住所 | 東京都神津島村 118 |
営業時間 | 9:00~16:00 休館日:月曜 |
料金 | 大人:300円 小・中学生:100円 |
駐車場 | あり |
HP | 神津島観光協会HP |
入館する際に、氏名と宿泊先を聞かれました。
入口付近には、神津島で見られる植物についての説明がありました。
天上山に登ると、様々な植物をご覧になれます。
博物館内の様子
神津島のなりたち
神津島は、伊豆諸島の中ほどにある海底火山の噴火によりできた島です。
地質は、流紋岩質の溶岩や火砕岩(溶岩のかけらや火山灰などからなる岩石)からできています。
比較的ねばり気の大きい溶岩が、繰り返し噴出したため、ドーム状(天上山など)の形をしています。
黒潮に囲まれた温暖な気候で、年間平均気温は18.4℃です。
黒曜石とは?
神津島の黒曜石は、質が高く埋蔵量日本一だと言われています。
火山から流れるガラス成分を多く含んだマグマが空気や海水に触れ、急に冷やされることで黒曜石が生まれます。
神津島は、島全体が流紋岩質マグマからできているため、あちこちで黒曜石が見つかります。
そのため、神津島は黒曜石でできた島とも言えます。
割れたフチが薄く鋭利になるため、縄文時代、弥生時代には、矢じりやナイフの材料として欠かせませんでした。
おたあジュリアとは?
伊豆諸島は島流しの地(流刑地)であり、八丈島、三宅島、大島などが中心でした。
神津島は、これらの島で再犯者が出ると「島替え」と言って、移送される先の島でした。
おたあは言い伝えによると、朝鮮から日本に連れてこられた女性です。キリシタン大名の小西行長によって洗礼を受けて「おたあジュリア」と呼ばれました。
その後、徳川家康の寵愛を受けましたが、禁制であったキリスト教を捨てなかったため流刑になりました。
水配り神話
神津島は、水分けの会議が行われた島でもあります。
伊豆諸島の中心である神津島の天上山に島々の神様が集まり、会議をしました。
しかし、水の配分をどうするかなかなか決まらず、次の日の朝に先着順に分けることになりました。
到着順に次々と水が分けられ、最後に利島の神がやってきた時には水がほとんど残っていませんでした。
それを見た利島の神は怒り、わずかに残った水に飛び込んで暴れまわりました。
その水が四方八方に飛び散り、神津島では至る所に水が湧き出るようになったと言われています。
神津島港の近くには、水配りの像があります。
神津島観光協会
神津島港の近くにある神津島観光協会の2Fには、星空に関する資料が展示してあります。
2Fから見た1Fの様子
星空保護区とは?
暗い自然の夜空=美しい星空の保全を世界基準で評価する国際的な認定制度です。
星空保護区には5つのカテゴリーがあり、神津島が2020年12月に認定を受けたのは、夜空の暗さに対する厳しい基準が設けられた「ダークスカイ・パーク」です。
また、島全体がエリアとなる「ダークスカイ・アイランド」という呼称も認められました。
星空保護区認定に必要な主な条件
(ダークスカイ・パークの場合)
・夜空が暗いこと
・屋外照明がIDA(ダークスカイ協会)の基準をクリアしていること
・地域の理解・賛同
・光害教育や暗い夜空を体験できるプログラムやツアーの実施
光害とは?
過剰または不適切な人口の光による公害です。
光害による悪影響
・エネルギー消費
・生態系への影響
・農作物への影響
・人体への影響
・夜空への影響
安全性、生活利便性を考えて、必要な照明を消す必要はありませんが、明るすぎや無意味な方向への照明については改善する必要があります。
実際に島の夜は暗めで、上空を見上げたら無数の星が確認できました!
「こんなに多いの⁉」と思うほどでした。
とても綺麗でしたが、写真に写せなかったことが残念です。
観賞スポットの紹介がありました。
参考にしてみてください。
パッションアイス
神津島は、パッションフルーツが特産品となっています。
神津島観光協会(1F)では、パッションアイスが販売されていました。
では、いただきます。
黒いのは種です。
噛むとポリポリします。
アイス自体は南国のトロピカル感のある味でやや甘みがあり、すっきりとした味わいです。
初めて食べたので、味の表現がしにくいです。
ごちそうさまでした。
最後までご覧いただきありがとうございます。
神津島の観光スポットはこちら
どこも素敵です。
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