皆さんこんにちは、たびブロガーのmiyaです。
本日は、東京都江戸川区にある「地下鉄博物館」について紹介させていただきます。
皆さんは普段、地下鉄を利用されますか?
地下鉄を利用している方でも、なかなか知ることができない情報が盛りだくさんです。
訪れる価値ありです。
東京メトロを中心に、地下鉄の歴史、駅の安全対策などを知ることができ、日常生活に役立てられます。
きっぷの券売機や改札機があったり、電車内の見学ができたりと楽しい空間となっています。
電車の運転シミュレーター体験もできます。
展示内容が詳しく説明されていたので、子供だけでなく大人も十分楽しめる博物館です。
基本情報
住所 | 東京都江戸川区東葛西6丁目3−1 葛西駅高架下 |
営業時間 | 10:00~17:00(最終入館16:30) 月曜定休日 |
料金 | 大人220円 子供100円(満4歳以上中学生まで) |
駐車場 | あり(無料) |
公式HP | https://www.chikahaku.jp/ |
アクセス
電車
東京メトロ東西線「葛西駅」から徒歩すぐ
駐車場
地下鉄博物館入口に向かって東側(浦安側)に250m進んだ高架下にあり
博物館は、東京メトロ東西線「葛西駅」の高架下にあります。
案内図
見どころが多そうですね。
館内の様子
館内は、小さい子供とお父さんが多いという印象を受けました。
電車は男のロマンですからね。
入館後、券売機で入館券を購入します。
入館料が大人1人220円は安いです!
なんと!入館券が切符の形をしていました。
入館口の奥には、何やら改札が見えますね。
入館券を改札に通して通過するシステムのようです。
この博物館ならではの入場方法ですね。
券売機と乗車券用紙(ロール紙)が展示してありました。
このロール紙は、自動券売機に装着して使い、約5000枚分に相当する乗車券が発行できます。
集改札ボックスもあります。
自動改札機が設置される以前に使用されていました。
現在でも田舎の方にある駅には設置してありますね。
駅員がこの中に入り、お客様の切符や定期券などの乗車券類を確認したり、または受け取ったりしていました。
朝のラッシュ時は大勢の人が押し寄せます。
しっかりと入鋏(にゅうきょう)パンチを持ち、人の流れを変化させずに一瞬で定期券記載内容の確認や切符を切る至難の技が要求されます。
東京メトロのシンボルマーク
よく見かけるマークですね。
2004(平成16)年4月、東京地下鉄株式会社の設立に合わせて制作されました。
皆さんは、ハートを模したマークである通称”ハートM”の意味をご存じでしょうか?
ハートMは、メトロ(Metro フランス語で「地下鉄」の意味)の他、東京の中心にある存在感やお客様の心に響くサービス、心のこもったサービスを提供し続けるという意思を表しています。
背景色は、東京地下鉄株式会社を象徴する色であるライトブルーです。
活き活きとした元気なイメージで、東京メトロの理念である「東京を走らせる力」を表しています。
東京メトロの路線表示や案内の変更
上が以前のデザイン(昭和40年代後半から設置)
下が現在のデザイン(平成16年に改良)
確かに若干変わって、わかりやすくなっていますね。
駅名にローマ字表記があると正しい読み方がわかって良いし、グローバルな感じがします。
東京メトロ間の乗り換えだけでなく、他社の路線への乗り換えも表示してあり、わかりやすいです。
日本全国には、東京メトロ以外の地下鉄もあります。
恥ずかしながら自分の住んでるエリアの地下鉄しか知りませんでした。
日本初の地下鉄
1927(昭和2)年12月30日に日本最初の地下鉄が上野~浅草間に開通しました。(銀座線)
3分間隔で発車する電車は超満員でした。
上野駅は早朝から大混雑で、乗り切れない人の列が改札口から地上、上野公園前、上野広小路まで延び、電車に乗るまで1時間以上もかかったそうです。
ターンスタイルの自動改札機
日本最初の地下鉄で使われていた再現品です。
実際に、5円から100円硬貨を入れるとバーを押して通過できます。
※硬貨は戻ってきます。
画像奥の黄色い電車の車内から、誰かがこっちを見ていると思ったら人形でした。
日本初の地下鉄車両1001号車
こちらの地下鉄第1号車は、2017(平成29)年9月に国の重要文化財に指定されました。
価値の高いものなので車内には入れません。
建築物、絵画、彫刻、工芸品、書籍、書店、古文書その他有形の文化的所産などが指定されます。
我が国にとって歴史上又は芸術上価値の高いもののうち重要なものが該当します。
隣には、丸ノ内線301号車がありました。
1954(昭和29)年1月、丸ノ内線池袋~御茶ノ水間の開業に合わせて製造された300形車両の第1号車です。
当時、地味な鉄道車両が多い中、ひときわ目を引くデザインでした。
実際に中に入ることができます。
車内はとてもきれいでした。
博物館の床には線路が描かれていて、地下鉄博物館ならではだなと思いました。
トンネルのつくり方
皆さんはトンネルがどうやってつくられているのかご存知でしょうか?
アンダーグラウンド3Dシアターでは、トンネルをつくるところから電車が走るまでの一連の工程を3D映像でご覧いただけます。
文章を読んで理解するよりも、映像の方がわかりやすいと思いました。
トンネルを掘るためのシールドマシンのカッターディスクがありました。
ものすごい大きいです!
シールドマシンのカッターってどこかで見たことがあるんだよなぁ・・・
思い出しました!
以前当ブログで紹介した首都圏外郭放水路の記事でトンネルをつくる際に使っていたものでした。
まさかここにつながるとは!
トンネルを掘るにはシールドマシンが活躍するようですね。
ジャイロコンパスを使用して正確に掘っています。
ジャイロコンパスは、高速で回転するコマの運動を用いて方向を知る道具で、ジャイロ(回転機)を使った羅針盤ともいわれ、北の方向を常に示し、地中でも北からの角度を知ることができます。
トンネルと線路がありました。
普段見ることができない部分を見られますね。
パンタグラフ
ボタンを押すとパンタグラフが上がったり下がったりします。
東京メトロでは2つの集電方式があります。
- サードレール方式
線路の2本のレールの脇に設置した直流600Vの電気が流れるサードレールの上面を、台車に取り付けたコレクタシューがこすりながら電気を取り入れています。 - 架空線方式
電車の屋根に取り付けられたパンタグラフから直流1500Vの電気を集電しています。
駅の安全対策
- ホームドアの設置
東京メトロでは、ホームからの線路内への転落事故や、ホームにおける列車への接触事故を防止しています。 - 自動体外式除細動器(AED)の設置
東京メトロでは、急病人等への救急救命活動を円滑に行えるように2005(平成17)年度から主要な駅にAEDの設置を開始しました。
2008年(平成20)年6月までに全駅に設置が完了しています。 - エレベーター内非常用品の設置
大規模な震災等が発生した場合、エレベーターが最寄り階に移動できずに途中で停止する可能性があります。
救助までの間、お客様に安心してお待ちいただけるように全ての東京メトロ管理エレベーター内に非常用品(非常用飲料水、簡易トイレ)を設置しています。
知らないこともあったので、参考になりました。
帰宅困難者対策
一時的に駅構内で滞在できる環境を整えるため、全駅に飲料水やアルミ製ブランケット、簡易マット、携帯トイレをそれぞれ10万人分配備しています。
救急用品も事務室に配備しています。
車両の火災対策
車両は燃えにくい材質でつくられていますが、万が一火災が発生した場合、各車両に設置した消火器で消火できます。
また、車両間の扉を閉めれば煙が広がるのを防ぐことができます。
列車の先頭及び最後尾には非常口が設置されています。
鉄道テロ対策
セキュリティカメラシステムの活用、中身の見えるゴミ箱の設置、ガードマンによる巡回等を行っています。
カメラの映像はリアルタイムでモニタリングされています。
また、不審物の発見等に関する協力をお願いするポスターを掲示しているほか、テロップの表示や放送を実施しています。
知らなかった情報や言われてみればそうかもと思える情報があり、ためになる内容でした。
運転シミュレーター体験
千代田線の運転シミュレーターがありました。
小学生以上の方が対象です。
運転中の揺れまで体験できる、臨場感あふれるシミュレーターです。
隣にも電車運転シミュレーターがありました。
子供や電車好きな人にはたまらないんだろうなぁ。
メトロパノラマがありました。
東京メトロの地下鉄の模型が展示されており、実際に電車の模型がレールの上を走っていました。
ホール
土日祝は地下鉄建設に関する映画を上映しており、平日はまんが映画(ピーターパン、フランダースの犬など)を上映しています。
なんと!地下鉄博物館でプリクラが撮れます。
600円です。
きっとここでしか撮れないでしょうから気になる方は記念にぜひ!
見学所要時間は1時間20分ほどでした。
最後までご覧いただきありがとうございます。
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