皆さんこんにちは、たびブロガーのmiyaです。
本日は、東京都神津島にある「天上山(てんじょうさん)」について紹介させていただきます。
標高572mの低山ですが、山頂は視界を遮るものがなく、360°景色を見渡せます。
(比較として東京都にある登山者が多い高尾山は599mです。)
砂漠や池もあり、見どころ満載の山です。
登山道は狭い箇所がありますが、道がわかりやすく、迷いにくいです。
天上山は、私が思う神津島3大スポットの1つだと思います。
残り2つはこちらです。
基本情報
住所 | 東京都神津島村天上山 |
営業時間 | 24時間 |
料金 | 無料 |
駐車場 | あり(白島登山口6合目) |
HP | 神津島観光協会HP |
登山口は2カ所ある
白島登山口と黒島登山口です。
今回は、白島登山口から登り、黒島登山口に降りるルートで登山しました。
天上山案内図
案内図に載っている場所は、ほぼ回ったので参考にしていただけたら幸いです。
天上山に登山する際の注意事項
- 山頂付近は急に霧がかかり道に迷う恐れがあるので、集団行動し、明るいうちに下山しましょう
- 天上山の岩は崩れやすく、散策路以外は急な崖地となっているので注意が必要です
- 全域にドクガと思われる毛虫が発生しているため、肌を露出せず、むやみに草むらに入らないようにしましょう
各場所の到着時間も記載しましたが、やや速めのペースで登山していますので参考にする方は注意してください。
神津島港から徒歩約30分で、白島登山口に到着しました。
白島登山口
13:36
登山口には、木の杖が置いてありますね。
自由に持って行ってよさそうです。
黒島登山口にも置いてありますので、そちらに返しても良いのかもしれません。
では、登山開始です。
登山口から山頂までは1.4kmです。
距離だけみると近いように感じますが、実際はどうなのでしょうか?
1合目 13:38
1合目の目印があります。
全部で10合目まであります。
山頂まであとどれくらいか知る目安になっていいですね。
登山道は、草木が生い茂っています。
あまり見たことない植物が多いです。
はっきりと道ができているので、今のところ迷うことはなさそうです。
晴れていますが光があまり届かないせいか、登山道は湿っています。
足を滑らせないように注意が必要です。
2合目 13:42
所々に看板があります。
いつ毛虫に遭遇してもおかしくないような場所です。
しかし、この日は登山開始から終了まで毛虫を見かけることは一度もありませんでした。
3合目 13:49
所々、草むらから頻繁に小さなカサカサ音が聞こえてきます。
何か小さな生き物が逃げ隠れているのでしょうか?
こんなところに鳥居がありました。
一礼して通過します。
4合目 13:54
先ほどまでは階段ばかりでしたが、やや平坦な道に変わり、少し歩きやすくなりました。
5合目 13:56
半分まで来ました。
先ほどから聞こえるカサカサ音が何かわかりました。
カナヘビが逃げる音でした!
でも安心してください。
ヘビといっても見た目はトカゲで害はないです。
勝手に逃げるので襲ってくることはないでしょう。
動きが速く、すぐ逃げるため写真を撮ることすらできません。
6合目 13:59
開けた場所に出ました。
トイレがありますね。
実は、6合目までは車で来ることができます。
6合目駐車場位置
さらに登っていきます。
また階段が続きます。
7合目 14:04
8合目 14:06
ここから先は背の高い植物がなく、視界が一気に開けます。
さっきまでとは全く違う景色です!
山頂方面
階段を上っていきます。
9合目 14:12
上ってきた方面
10合目 14:16
景色良すぎ!
上にもっと高いところがありますが、ここが山頂なのでしょうか?
案内図がありました。
山頂は、きっと最高地点と書かれたところでしょう。
574mと書かれています。
では、向かいます!
不入が沢(はいらないがさわ)
14:20
この山の一帯には、数十箇所の噴火口らしきくぼ地に水がたまり、大小の池が点在しています。
不入が沢は、天上山の中でも大きな噴火口跡の1つです。
ここは昔々、伊豆七島の神々が、それぞれの島に水を分けるための会議を開いたという水配りの神話の舞台となったところです。
今でも神聖な場所として「この沢に人入るべからず」との言い伝えが残されています。
ここ風強すぎです。
遠くから見るとかなり大きいですね。
ここからは岩場を歩いていきます。
非常に歩きにくいので滑落に注意です。
登山道が分かりやすいように黄色い矢印が書かれていますね。
ありがたいです。
山頂(最高地点)
14:28
山頂着いたぁぁぁ!!!
白島登山口から52分
6合目駐車場から29分
駐車場からだと約30分歩くだけでこの景色が見られるのでおすすめです。
山頂までは危険な場所はあまりなく、初心者でも登りやすい山だと思います。
しいて言うなら山頂付近の岩場が危険でしょうか。
360°の眺望を堪能できます。
景色良すぎです!
写真ではなく、ぜひ、実際に見てもらいたいです。
神津島港方面
岩肌が美しいです。
不入が沢方面
天空の丘方面
では、出発します。
一旦、不入が沢に向かい、10合目の案内板があったところ(地図の現在地)まで戻ります。
この後は、ババア池に向かい、時計回りで残りの場所も見ていきます。
ババア池
14:40
名前の由来はわかりませんでしたが、とても落ち着く場所でした。
細い道を進んでいきます。
この道はカナヘビが大量にいました。
日光浴しているのでしょうか?
逃げないように、遠くからズームして撮影しました。
いや~かわいらしいですね。
どこを見ても景色が素晴らしいです!
天空の丘
14:51
この場所は、天と地、二つの世界とその境界の神秘的な空間を感じさせる場所です。
不動池
14:54
水が透き通っていて、緑あふれる池ですね。
トイレもあります。
この池は、山の上から見るとハートの形をしているようです。
今回通らなかった不動池の南側の道を通ると、ハート型の不動池を見られると思います。
案内図はこちら
新東京百景展望地
14:59
ここからは、伊豆諸島の島々を見ることができます。
一番手前の低いテーブル状の島が「式根島」です。
その右奥に見える、白ママ層断崖の白く輝く海岸線が見える島が「新島」です。
左奥の尖った小山のような島が「利島」です。
一番奥に見えるのが「大島」だそうです。
草が生えていない場所が歩くところです。
なかなか道幅が狭いです。
砂漠っぽいエリアに着きました。
案内図はこちら
裏砂漠展望地
15:12
テーブルとベンチがあり、ゆっくりと景色を眺められます。
すぐそこに見える小さな島は、祇苗島(ただなえじま)という無人島です。
さらに奥には、三宅島、御蔵島があるのですがよく見えませんでした。
砂漠の砂
結晶がキラキラしています。
粒が大きめな気がします。
裏砂漠
15:18
緑が全くありません。
石が道しるべになっていますね。
強烈な風雨によりできた広大な砂漠景観は、一瞬山にいることを忘れてしまうような感覚を楽しむことができます。
ここに降った雨は逃げ場を失い、すべて大地に飲み込まれます。
やがて伏流水として島人に数百年の豊かな飲み水を保証してきました。
表砂漠
15:28
テーブルとベンチがありますね。
緑があり、岩場も多いです。
大雨が何日も降り続くと、砂が地下の隙間に流れ込み、地表が陥没することがあります。
春になると、表砂漠の岩間につつじが咲くそうです。
ありました!
多分つつじです。
岩場に咲くとは、なんて生命力なのだろう。
千代池(せんだいいけ)
15:40
水が透き通っています。
風で水がなびく様子を見ると落ち着きます。
天上山の頂上台地には、小さな池が点在しています。
これらは、火口跡に雨水がたまってできたものです。
その中で一番大きいのが千代池です。
上から眺めてみました。
案内図はこちら
それでは下山していきます。
草木が生い茂った道を進んでいきます。
なかなか狭いです。
帰りは、行きとは違う登山口である黒島登山口へ向かいます。
こちらの登山道にも何合目かがわかる目印があります。
帰りの詳細は省略します。
黒島登山口
15:59
杖がありますね。
自由に使用してよいと書いてあります。
これにて登山終了!
おまけ
山の神・冷風穴
黒島登山口から坂を下って行くと着きます。
夏に、この地面の土手の石の隙間から冷たい風が吹いています。
まるで風神が風を送っているようです。
中と外にそれぞれ温度計が設置してありました。
外が36℃?
今そんなに暑いかなと思いましたがまあ信じましょう。
中は、16℃を示していました。
確かに中に手を突っ込んでみたら涼しかったです。
活動記録
13:36 白島登山口
13:38 1合目
13:42 2合目
13:49 3合目
13:54 4合目
13:56 5合目
13:59 6合目(駐車場)
14:04 7合目
14:06 8合目
14:12 9合目
14:16 10合目
14:20 不入が沢
14:28 山頂(最高地点)
14:40 ババア池
14:51 天空の丘
14:54 不動池
14:59 新東京百景展望地
15:12 裏砂漠展望地
15:18 裏砂漠
15:28 表砂漠
15:40 千代池
15:59 黒島登山口
・6合目駐車場から山頂まで29分
・白島登山口から黒島登山口まで2時間23分
今度はもっとゆっくり見ていきたいです。
最後までご覧いただきありがとうございます。
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